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 新年おめでとうございます。
 さて、新型コロナ感染症拡大もようやく昨年春より落ち着きを見せ、全国で社会経済活動の再開が広がりました。
当会も昨年6月17日に年ぶりに上野精養軒の会場において第27回定時総会及び懇親会を開催し、郷土「群馬県の応援団」として活動することを確認し、お陰様で会員・郷土群馬県の関係者の皆様と元気に交流する有意義な機会を久しぶりに持つことができました。
 当会が積み重ねてきた中心的な活動として会報「うぶすな」の編集活動があります。「うぶすな」では、会員の趣味の散歩会、短歌の会、ゴルフ会、カラオケ会等の活動の他、さらに観光物産・文化・経済・行政活動等の分野で群馬県の発展につながる社会貢献活動も積極的に取り上げ紙面で紹介しています。
 最近では、日本の農業後継者が激減し、群馬県でも田畑の休耕地が広がり、農業の危機が叫ばれています。これに対し従来の太陽光発電と異なり、休耕地でも野菜や果物を栽培できる「営農型太陽光発電」が農業支援を目指す群馬県のファームドゥグループという会社で開発されたことを紹介しています(会報「うぶすな」第27号16P~17P「ぐんまの人と農業支援」参照)。この営農型太陽光発電のシステムは首都圏で直売の販路を確保する方式の事業と相まって、CO₂削減・日本農業再生・食料自給率向上に役立つと環境省・農林水産省・経産省の公文書で高く評価されていることが取材を通じて明らかとなりました。群馬県の農業に貢献する事業は、日本や世界にも貢献する事業としてますます広がることが期待されるでしょう。郷土の群馬県でこのような誇らしい事業が進められていることに当会会員も大変勇気づけられます。
 他方、少子高齢化の進行の中で地方では過疎化がますます深刻な問題となっていますが、群馬県の上野村では、長年にわたり過疎化対策に取り組み、誇りをもって森の緑と自然を守り、現在ではバイオマスなどによる再生可能エネルギーの発電の推進・地産地消の循環型経済を先進的に築いているそうです。産業と雇用を増やし、住民福祉の施策を進める中で、村の人口の20%をIターンの居住者が占めているようです。今年発行予定の第28号の会報編集取材の中で、Iターン居住者は胸を張って都会では失われた「暖かい人間関係」がここにはあると明言していたそうです。現在日本は近代化しアジアで経済発展を遂げ
た先進国として見られていますが、都会に住む我々としては、人と人が愛情をもって協力する中で皆が幸せな社会を築くことができるという、先人たちの築いた人間として大切な助け合いの精神を上野村の村政により改めて教えられた思いであります。
 一昨年二月に開始されたロシアによるウクライナ侵攻は国連・国際世論の反対にもかかわらず、未だに停戦に至らず激しい攻防が続き、さらに昨年10月にはパレスチナ・ガザ地区でも武力衝突が激化して戦争状態に入っております。これらの戦争状態のある国の政治の指導者に、助け合いの精神・暖かい人間関係のある平和な社会を築くことが人間にとっていかに大切であるか一刻も早く気付いてほしいと願うばかりです。

竹内 靖博